高校卒業者の早期離職防止に向け、愛媛県教育委員会は27日、卒業後1年間にわたって、教職員が就職先を訪問したり、アンケートで状況を把握したりする「新卒者フォローアッププログラム」を4月から始めたと明らかにした。
 県内の高校卒業後3年以内の離職率は46.4%(2012年卒)で、全国平均を上回る状況が続いていることから「職場定着促進事業」の新たな取り組みとして実施。愛媛労働局(松山市)で27日にあった検討会で担当者が報告した。
 県内の全日制公立高校50校が対象で、今春卒業して県内に就職した1284人から適用する。アンケートは各校が送付し「仕事には慣れたか」「相談相手はいるか」といった項目を質問。回答によっては相談に乗る。